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サイクルテック講座 最終

今日で完成!
何回かに亘って説明してきましたが、今日で完成します。
ここからは、ワイヤー類の設置と調整を行います。
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写真は、3段変速のメカです。
右側の黒い部分よりシフトワイヤーを挿入します。
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セットするとこんな感じ。
中央部のプッシュロッドが出たり入ったりする事により変速します。
プッシュロッドの赤いマークで位置調整をします。
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次にブレーキワイヤーを通します。
写真は、フロントの様子です。
左手でブレーキゴムを挟み込み、右手でインナーワイヤーをキャリパーに固定します。
その際のポイントは、一度レバーを強く握る事です。こうすると、ワイヤーの初期伸びが出ます。そして、もう一度調整。
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ブレーキゴムとリムとの隙間を左右均等に合わせます。
調整が終ったら、ブレーキの固定した所から5CMぐらい残してカットします。
ワイヤー先端にキャップをはめ、ニッパなどで固定します。
私は、こんな感じ・・・3本ラインです。
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リヤブレーキもフロントと同じ様に調整します。
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配線したワイヤー類です。
ワイヤーの長さは、短すぎても長すぎてもダメです。
ハンドルの切れ角や高さなどに注意して、適度に余裕をもたせます。
長い場合は、専用のカッターでカットします。
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これで完成です。
自転車の組立って意外と難しいでしょ?
なんせ国家資格なんですから・・・
皆さん 自転車は、専門店で買いましょうね。


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キヨシサイクルテック講座 リヤ回り

前回を見ておられない方の為に説明しておきますが、この自転車は、ブリヂストン製の通学自転車(限定車)です。キーボード 26インチ (守山・野洲・草津・栗東市の中学/高校通学規定に対応致しております「一部適合しない学校もあります」)
今日からは、リヤ回りの調整に入ります。
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まず、ドライブチェーンの調整を行います。
写真奥側のチェーンケース内にあるドライブチェーンの張り調整を行います。この車両では、あえて全ケース仕様にしています。理由としては、雨・風を避け、チェーンの劣化・サビを防ぎます。
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フロント同様、リヤハブ軸を固定します。
左右のバランスも重要です。
その他、リヤフェンダー・チェーンケース・リヤブレーキ固定バンドなど増し締めを行います。
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サドル調整では、スタンドを降ろした状態で、座面が水平又は、やや上向きに固定します。
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その後、ハンドルの取付を行います。
このタイプの自転車は、ある程度組み上がった状態ですが、全てのパーツがばらばらのタイプもあります。
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前から見るとこんな感じ。
ハンドル・左右ブレーキレバーの角度などこだわりがあります。
ここまで来れば、あと少しです。
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上からの写真です。
フロントホイールに対してハンドルバーが垂直になっているのが、分かりますか?
自転車って以外とシビアでしょ!
次回 最終章です。
PS
今月10日に立命館守山高校にてサイクルテック講座の最終プレゼンが行われます。学生たちが、未来の自転車について発表を行います。私も審査員として出席します。悔いの無い様、全力を出し切ってがんばって下さい。


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サイクルテック講座 フロント回り

今日から、フロント回りの調整に入っていきます。
まず、キャリパーブレーキ(前)の固定をします。
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写真の中央部にあるナットを締め付けします。
その際、角度など調整が必要です。
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それから、フロントホイールハブ軸の固定を行います。
この車両の場合は、オートライトの為 電源供給部の位置に注意をしながら固定します。
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写真から分かるように、フロントフォークの中央にホイールを固定します。
自転車では、左右・上下 他 バランス が非常に重要視されます。
この作業は、バイクや自動車の整備よりもシビアな調整が必要です。
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ブレーキゴムをフロントホイールリムに合わせ固定します。
厳密には、位置・角度などお店により好みが違います。
私は、こんな感じ。
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その後、オートライト(今時は、全てLEDライト)を固定します。
基本的には、乗車状態で前方10メートル前後を照らす様に固定・調整します。
フロントハブから伸びたコードによりライトへ電気が供給されます。
私が中学・高校で使用していた自転車は、ダイナモ(発電機)をフロントタイヤに擦り付けるタイプで、重く音も大きいのが特徴でした。それから比べれは、今の子供(大人も)は幸せですね!
メッチャ軽いですよ。
今日は、これまで。


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